長財布を持ち始めてから20年が経ちました。1つ目の長財布は、高校を卒業して就職した時に初めて買いました。
その時はブランド物ではなく、5000円もしないようなもの。それでも、長財布を持つ事で大人になったような気持ちがしたことを覚えています。
私にとって財布や鞄は、「気分に影響を与えるアイテム」と言っても過言ではありません。
特に財布は1日に数回、数年間に渡って手にする物。本当に気に入ったものを使いたいです。
私には憧れのブランドがいくつかあります。その中でも、グッチ(GUCCI)は「絶対にいつか買いたい」と思い続けていたブランドでした。
とはいえ、今までも買えなかったわけではありません。
買いたい・・と悩むたびに「まだふさわしくない」と思う自分がいたのです。無理して背伸びをして購入することは今までも出来ていたのですが・・。
「でもそれは今じゃない。今の自分ではない」と思い続けていました。
しかし、その憧れのグッチを手にしたのは昨年のこと。今まで使っていた財布がくたびれてきて、そろそろ新しい財布を買おうかなと思うようになってきた時に出会いました。
「一目惚れ」と「主婦目線」の厳しい審査
何にしようかな・・・と検討すること約半年。
最初に決まったのは色でした。「今回は黒が欲しい」と強く思いました。黒は風水でもいつも金運の良い色として言われる色だからです。デパートに出向き、色々な財布を見てみました。
ハイブランドにも何か所か出向きました。そこで出会ったのがグッチの「シグネチャージップアラウンドウォレット」です。
黒い財布というと、寂しくなったりメンズ雰囲気のものになったりしがちですよね。しかし、グッチのワンポイントのリボンがかわいく目を引き、GGの型押しもかわいくて一目惚れでした。
「グッチシマレザー」と呼ばれる革の感触もとてもよく、手にしっくりとくるものでした。革の香りがし、恥ずかしいことに店頭でクンクンと何度も匂いを嗅いでしまうほど。
ほぼ決定の状態のグッチのシグネチャージップアラウンドウォレット。
しかし、外見だけで購入出来ないのが主婦の宿命。家計を預かる身としては、機能的にも使いやすいものでないと相棒として使う事は出来ません。
どうか、この一目惚れが破れることになりませんように・・・・そんな気持ちで、ラウンドジップを開けました。
財布を開いたそこには、最高に機能的な収納がありました。
カードも両サイドに6枚ずつの計12枚も入る形。札入れの仕切りは3か所。お札以外にもクーポンや商品券を入れておきたい私には最適でした。
「主婦としての目線」でも合格しています。
お財布を取りだすときのウキウキ感はプライスレス
さて、最後の問題は「今の私にふさわしいか」という問題。
この点に関しては、若干自分の欲しい気持ちが勝ったところもあるというのが正直な気持ちです。それでも、今の自分は期待も込めて購入していいのではないかと思えたのです。
主婦をしながら、好きな仕事をして毎日懸命に働いています。その年は、仕事での自分の掲げた目標をクリアしてこれからの仕事にも意欲的に燃えている時期でもあったのです。
「自分にご褒美を与え、これからも仕事も家庭もしっかりと頑張れるように」
こう考えると、自分に買ってもいいと思えたのでした。こう思えるまでに20年。決して安くない買い物です。店頭でだいぶ迷いましたが、思い切って購入して本当によかったと思っています。
日々の買い物で取り出すときの一瞬のウキウキとした気持ち。適当なお財布だと、こういう気持ちにはならないですよね。
それが大好きなブランドを取り出すほんの少しの優越感や満足感に変わったのです。
このような感情は自己満足でしかありませんが、この自己満足こそが、自分を高め自分を幸せにする一部になると思っています。まさにプライスレスな価値を持っているということですね。
「グッチを持ってもいい自分になる」そして、「グッチの似合う女性になる」はまだまだ合格点ではありませんが、少しでも近づいてきているのではないかと思います。
この財布がある限りは、この気持ちを持って頑張れると思っています。本当に購入してよかったと思える財布です。
お財布の詳細 | |
レビュアー年齢 | 30代 |
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財布のブランド | グッチ(GUCCI) |
財布の名称 | シグネチャージップアラウンドウォレット |
財布の素材 | グッチシマレザー |
財布のタイプ | ラウンドファスナー |
購入価格 | 7万円 |